ミディアム【霊能者アリソン・デュボア】ーHuluにて

予知夢をもとに事件の解決に協力する女性霊能者のドラマ。

このドラマは、生々しい予知夢を見てしまう主人公アリソンが事件を解決に導くさまを描くと同時に、アリソンと宇宙工学者の夫と３人の娘という家族の日常も描いており、ファミリー・ドラマとしての側面も持っている。日々成長していく娘たちや、仕事を持った妻を家事・育児の面からできる限り支えようと奮闘する夫の姿も、時にユーモラスに見え、見るごとにこの家族を応援したくなってくる。

アリソンは、実在の霊能者をモデルとしているので、実際に何度も警察の事件捜査に協力してきたエピソードがもとになっているということで、とても興味深くドラマに没頭できる。

見ていて、なぜこんなにも応援したくなるのか？それは、アリソンが、霊能者である前に、ひとりの普通の人間として、怒り、喜び、たくさんの欠点も見せ、子育てや家事と仕事の両立に悩みながら常に目の前の被害者の目線に立って動いているからだ。

娘たちも三者三様に個性的で、私は特に次女のファンになってしまった。

また、上司である地方検事、相棒的存在の刑事とアリソンとの間にあるゆるぎない信頼関係も素敵で、目が離せない。

一昨年見たドラマだが、まだ心の中にあたたかい印象が残っている。何年後かにまた見直してみたいなあ。