シカゴ・ファイア

(現在、Hulu、AmazonPrimeVideoともにシーズン7まで配信中)

シカゴの消防署で働く消防士たちの活躍を描いた人間ドラマ。

生真面目で正義感の強いケイシー。そして、女性にモテモテで次から次へと彼女が変わるが、仕事に対しても熱い心の持ち主セブライト。この2人の中隊長を軸に、シカゴで起こるあらゆる火事や事故から人々を守る隊員たちの姿がドラマチックに描かれている。

面倒見のいい愉快なベテラン隊員、心優しき隊員、みんなを厳しく温かく見守る父親的な存在の大隊長。そして、強く美しい救急隊員たち。友情や恋のもつれも細かく描写されているが、この消防署そのものがひとつの家族のように機能しているのが素敵だなあ。

署内で気心の知れた仲間同士で冗談を言い合って笑い転げたり、反目しあって喧嘩騒ぎになったり・・・どんな時でも、ひとたび急を知らせるサイレンが鳴ると、みんな消防士の顔になって現場へと駆けつける。命を救うという共通の目的のため!


火事や交通事故だけでなく、ビル爆破、発砲事件、竜巻による家屋の損壊・・・などなど、消防士が駆けつける事件って、こんなにも多いのかと改めて思わされた。

人々を救うために力を注ぐ姿に、隊員それぞれが持っている事情が絡み合って、あっという間に1話が終わってしまう感じだ。


※ シカゴ・ファイアをはじめとして、シカゴという街を守るために活躍するプロたちを描いたドラマは、警察の「シカゴPD」、救急医療の「シカゴ・メッド」、検事を中心とした法廷ものの「シカド・ジャスティス」があり、シカゴシリーズと呼ばれているらしい。

それぞれのドラマの中で登場人物たちが同時に存在し、連繋したストーリーもあって、このうちの1つのドラマを見るとシカゴシリーズを全部見たくなる人は多いだろう。

本で言えば、堂場瞬一さんのシリーズもののような感じだろうか。ひとつのドラマの主役級の人物が他のドラマでは同じ人物だけど脇役としてチラッと出てくる。登場人物たちに対する親しみが自然と湧くように作られているのだ。うまいね~!

単純な私など、本当にみんなシカゴにいて、消防士であり刑事であり医師として仕事して生活もしてるんじゃないの?と錯覚してしまうのだ。

まだ完結していないので、続きを早く見たいなあ。


本とドラマと生活と

ただでさえ出不精な50代主婦。 コロナ禍の中、家での時間を楽しむための必須のアイテム、本とドラマに救われる日々。 そこで得た感想をつらつらと残していこうかな。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • みゆきち

    2022.03.21 10:26

    そうそう、みんながそれなりに欠点もあって人間くさいんですよね! やっぱり虜になりますよねえ。
  • 2022.03.21 09:35

    ほんと、最初はなんだ、シカゴの一つの街の中の事を扱ってるドラマなんてスケールも小さそうだしつまらなそうだな、でも人気あるみたいだし見てみるか〜 くらいの気持ちで見始めたのに、なんのなんの、奥の深い事。 一つ一つのエピソードがほんと、感動したり、ハラハラドキドキさせられたり、もうすっかり私も、シカゴという街の虜になってましたもん。みんなそれぞれ、長所もあれば、完璧では無く短所も描かれていて、単なるヒーロー達ではなく、人間味に溢れていて魅力的。続きがほんと気になります😆