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今日は、最近見始めて、はまっているYOU　TUBEの番組について。『父と子つなぐおべんとう』という番組で、３人の男の子を育てているシングルファーザーさんが、お弁当や夕飯を作ったり、家族で夕飯を食べたりしている様子が映っている。このお父さんがとにかくすごいのだ！

朝早く起きて、夕飯作り並みのエネルギーで手際よく４人分のお弁当を作るのだ。ある朝はチーズ入りハンバーグを、また別の朝は、前日に西京味噌に漬け込んでいた魚を焼く。卵焼きにネギやホウレンソウを混ぜるのもさらっとやってしまう。冷凍おかずなど使わない。前の晩の残り物ばかりでお弁当箱を埋めている私は、尊敬の念を抑えることができない。

夕飯も、具材の種類が多く、特にいつも野菜たっぷりで、お肉と魚を使うバランスもよく、盛り付けも上手だ。これからフルタイム働くという朝、１日働いてきた夜、疲れもユーモアに変えて、楽し気にまな板と包丁を手にする。後片づけも丁寧で、キッチンはいつもピカピカ！

この動画を見ていてふと思い出したのは、昔、樹木希林さんが児童文学者の灰谷健次郎さんとの対談で、子育てにおいて重視してきたことについて、❝こどもに食べさせるものは手抜きしない❞という意味のことを語っておられたこと。

毎日、親が楽しそうに台所に立つ姿を見せるのは、子どもにとって、何ものにも代えがたい教えになっているだろう。そして、親の愛を感じることができるだろう。

わかってはいても、毎日実践し続けるのはどんなに難しいことだろうか。この『父と子つなぐおべんとう』のパパさんと子どもたちの会話を聞いて心が和み、料理のレパートリーも増え、いいことばかりだ。楽しみが一つ増えた。